好きなものを好きなときに

弓弦アキトの好きなものを好きなときに適当に書きます。

はなことば

閃の軌跡

ユシリン現パロ

 リィン・大学1年

出身は北国・高校は全寮制・大学の学科は生物系?・学費生活費のために花屋でバイト・仕送りはしてもらってる

ユーシス・大学1年

実家は言えばだいたいの人がわかるくらいの大企業・高校はリィンと一緒・大学の学科は経済系・実家を出て今はマンションで一人暮らし・高校の時からリィンに片思い

マキアス・大学1年

高校はリィンと一緒・ユーシスと同じ大学・法学部・ユーシスの相談相手

クロウ・大学4年

家は政治家系・自分がなる気はない・リィンと同じ大学の先輩・トワと同級生だった

トワ・花屋

高校卒業後、家業を継いだ・花屋はリィンのバイト先

 

 

駅からほど近い商店街を歩く。よく晴れた日だったのにで夕日がきれいだ。日曜の夕方で買い物客はそれほど多くない。夕飯の食材を買い求める近隣の人はすでに家で調理を始めているのだろう。

ユーシスにとって、駅から商店街までは何度も通った道のりだ。ただ、それまであまり馴染みのなかった雑多な商店街というものは、何度通っても楽しいと思える。というのも、その先に目的があるからだろうが。

商店街の一角に、花屋がある。商店街に花屋はこの一軒だけで、店自体の歴史は長いとは言えない。しかし人懐っこい性格の家族のおかげで客足は上々と聞いている。重たいプランターをうんせと運んでいる店主は、歩いてやってきたユーシスに気付いて手を振った。

「ユーシスくん! いらっしゃい、また来てくれたんだね」

「はい、家の花がそろそろ萎んできてしまったので、新しいものを」

「そっか。あ、リィンくん! ユーシスくんが来てくれたよ」